※2024年1月13日更新
4年前から高校の授業でレジリエンスを一部取り入れてはいましたが、
今年はレジリエンス教育をベースに社会で活躍できる人材の育成に注力します。
■関連記事 レジリエンスとは??
現在このような社会問題があります。
〇一流大学を出たのに引きこもりになる
〇労働者のメンタルヘルス問題
〇自己肯定感が日本で世界最下位
〇意欲の欠如
〇自分で考えない 指示待ち
〇変化に対応できない 挫折・予想外の出来事 など
失敗や挫折をしても、 その経験を糧に回復し成長する力
適応力・応用力・自ら切り開くことを学ぶ機会がない
→ 教育の体制がないのが一番の問題です
高校の教壇に立ち3年目となりますが、
「学生に一番必要なのはレジリエンス力ではないのか?」
というのが私の中で日々強まってきました。
そのため、昨年から日本レジリエンス研究所でレジリエンスを学び、レジリエンストレーナーの資格を取得しました。
では次に、「なぜ、レジリエンスが上記の問題に効果があるのか?」について詳しく解説します。
世界の有名企業のレジリエンスの事例
ロイヤル・ダッチ・シェルのレジリエンスに関する事例
→シナリオ手法(シナリオ・プランニング)ケーススタディ
→シェルの「エネルギー変革シナリオ2021」 シナリオプランニングの手法
グラクソ・スミスクライン(GSK)のレジリエンスの事例
→GSK
→社内の意識改革・風土改革を重視したグラクソ・スミスクラインのテレワーク施策
→戦略大転換し「世界を変える企業」1位に輝いたGSK
ジョンソン・エンド・ジョンソンのレジリエンスの事例
→レノボやJ&J事例にみる、サプライチェーンの「レジリエンス」と「コスト効率」の両立
アクセンチュア
→調査レポート:レジリエンスを身につけ、企業全体を再創造する:CEOガイド
なぜ高校生にレジリエンスを教えるのか?
社会に出てからでなく、学生のうちに、レジリエンス教育を早く取り入れることで
逆境に強く、多様性やスピードの変化が求める時代に適応した人材になることができます。
世界の有名企業でもレジリエンストレーニングが取り入れられており、ビジネス社会においても非常に効果が高いことが実証されています。
■心が折れる人が多い。失敗や挫折から立ち直れない。→逆境力の強化
「学歴が高いのにニートになるのはなぜでしょうか?」
苦難や挫折などが起きた時、しなやかに受け入れることができないためドロップしてしまう。これは挫折経験のないエリートにこそ陥る罠であり、レジリエンス力を学生のうちに鍛えてなかったためであると言えます。
学校教育では習うことがないため、部活や家庭環境などで自然と身につけていくしかレジリエンス力を養う方法はありませんでした。レジリエンスを学ぶと、心のしなやかさを鍛えて、失敗や挫折からいち早く回復できるようになります。
■日本は自己肯定感が先進国の中で最下位。→自己肯定感を高める手法を学ぶ
他人の評価より大切なのがセルフイメージ(自己概念)です。人はセルフイメージを高めないとそれ以上のことはチャレンジしようとしません。
もし挫折したら、セルフイメージが低下し、
「自分はダメだ。。。」と負のスパイラルに陥ります。
そして、自己肯定感が更に下がっていきます。
「レジリエンスは自己肯定感を高める技術」高校生のうちに身につけておくべき重要なスキルです。
関連記事:日本の子どもの自己肯定感は先進国最下位!?
https://news.line.me/issue/oa-allabout/o46xc52mtd82
■意欲・自発性の欠如→自分で切り開く能力を習得
高校生のなりたい職業で、毎年上位が公務員となっています。積極的な理由ももちろんありますが、
生徒にもヒアリングしてみて、返答として
「なりたいものがない」
「何がしたいかわからない」
「自分に何が向いているかわからない」
「とりあえず安定するから」
「親に心配かけたくない」
つまり安定と夢を持たない選択から公務員が上位になっていることがわかりました。
ヒアリングから感じたことは社会に出て身につけるべき「自発力」「自分で切り開く能力」を学生のうちに教える必要があると強く感じました。
関連記事:高校生のなりたい職業「教員」「公務員」トップ2…LINEリサーチ
https://resemom.jp/article/2021/10/13/63928.html
■多様性が求められる時代→変化に対応できる人材に
日本でも生涯一つの企業に勤める時代(終身雇用時代)は終わったにもかかわらず、学校教育は企業で優秀に働く労働者を育てる教育から抜け出せていないのが現状です。
新型コロナウィルス感染拡大によって日本のオンライン導入スピードは10年早まったと言われています。パラレルワーカーと呼ばれる複数の企業を立ち上げたり掛け持ちしたりする多様性が求められている時代です。
だからこそ、予期せぬ社会の変化への対応やキャリアアップなど、
どんどんステップアップ・ジョブチェンジしていくためにもレジリエンス力は必要になります。
2021年以降は「風の時代」とも呼ばれ、社会や環境の変化に適用できる人間が生き延びていきます。
困難やリスクがあっても そこから逃げず、学生たちには壁を乗り越え実現する力、どんなことでも乗り越える人になってほしいと願っています。
期待される効果
- しなやかさを鍛えて、失敗や挫折からいち早く回復できる
- 自己肯定感を高めることができる
- 自分で切り開く能力を習得できる
- 変化に対応できる人材になれる
実例
沢山の書籍にもなっており、たくさんの企業でもレジリエンストレーニングが注目を浴びています。
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