【自己開示力】:NLC第3講の研修内容とフィードバック

NLC第3講では、リーダーに不可欠な「自己開示力」をテーマに、個人とチームの成長を促すための様々なワークが行われました。アイマスクを使ったアクティビティや「レジリエンス力」の重要性を学び、特別講師の講演を通じて、実践的な知識と経験が共有されました。自己開示力を高め、信頼関係を築くことの難しさと価値、そして「強さ」よりも「しなやかさ」を重視する新時代のメンタルヘルスについて深く考察する機会となりました。次回の巻き込み力に向けて、さらに学びを深めていきます。

アクティビティ アイマスクを通じて「学び」を体感するワーク

昨年に引き続き、「仕事の意義と学ぶ大切さを身体で覚える」ためのアイマスクを使ったワークを実施しました。アイマスクをつけると、当たり前ですが何も見えません。これを通じて、学ばないことがまるでアイマスクをつけた状態と同じだということを体感してもらうことが狙いです。

受験や就職活動を経て、知識を積み重ね「勉強」ばかりしてきた社員たちは優秀ですが、社会に出てから大切なのは「学ぶ」ことです。勉強には答えが存在しますが、学びには決まった答えがありません。このワークを通して、社員たちは社会に出てから「学ぶ」ことの重要性を改めて感じ取ることができたはずです。

レジリエンス力 竹のような「しなやかさ」を持つレジリエンス

次に取り組んだのは「レジリエンス」についての学びです。日本人の9割が知らないこの言葉、令和の時代には「鋼のメンタル」よりも、むしろ竹のような「しなやかさ」が必要とされています。レジリエンスには150を超える定義があり、「逆境に負けない心」「立ち直る力」「しなやかさ」など、様々な意味で使われます。

レジリエンスは、現代社会において不可欠なスキルです。柔軟に困難に対応し、必要に応じて立ち直る力を持つことで、個人やチーム全体の成長を促進していくのです。

特別講師の講演

講師2人が登壇し、彼らの経営に関する経験や学びを共有。

御津電子株式会社の人見雄一社長

HP:https://mitsudenshi.co.jp/

傾聴⇒支援⇒改善のKSKサイクルを繰り返していくと、社員の「不満」が「改善要望」に昇華する。
不満、愚痴というのは「もっとこうしたい」「こうすれば良くなるのに」というエネルギーの塊。
途中で遮らず、全部受け止めて支援・改善をすれば社員のモチベーションがどんどん上がり主体的に
動くようになる。その好循環が業績UPや達成感・充実感へと繋がる。

「情報収集について」⇒最新ツール(特にAI)はとにかく使う。使い倒す。すばやく触れる。

株式会社大町の秋山創一朗専務


HP:https://ohmachi-site.co.jp/


「研修と思うな、人生と思え」
⇒1回1回が真剣勝負。本氣の姿勢が重要。
臆さずに挑戦する姿勢、挑戦することでしか得られない価値というのを背中で見せてもらえた。
自己呈示≠自己開示 自己呈示・・・自分を良く見せる。
自己開示・・・弱い部分もさらけ出せる。

自己開示力

第3講のメインテーマは「自己開示力を高める」。自分自身の弱みや過去をオープンにすることで、他者との信頼関係を築くことができるとされる。
ただし、適切なタイミングや方法で行わないとリスクがあることも指摘。

自己開示力を高めるワーク

 

次に、講師から教わった「傾聴」と「自己開示」の大切さを体感するワークを行いました。参加者全員が、一人5分間、3ヶ月間共に過ごした仲間に向かって自己開示をし、その間、他の仲間は全力で傾聴に徹します。このワークが成立する背景には、第1講「自己認識力」から第2講「自己承認力」の積み重ねがあり、いよいよ第3講の「自己開示力」に繋がっています。

ここまでのワークは、全て「自己」との対話を重視してきました。しかし、第4講では「巻き込み力」がテーマとなり、「利他」の精神と技術が求められます。次回の展開にぜひご期待ください。

NLC第3講受講生のフィードバックをまとめました。

受講生4名のフィードバックを紹介させていただきます。


今回の研修で学んだこととして、まず「レジリエンス力」について考えさせられました。メンタルは強さではなく、しなやかさが重要であり、逆境においても柔軟に対応できる力が求められることを改めて感じました。また、ディップ(落ち込む時期)についても、無理にポジティブにしようとするのではなく、まずは止めることが大切であることを学びました。ネガティブ思考がデフォルトであることを受け入れ、自己改善へと繋げる考え方が印象的でした。

さらに、傾聴力の重要性も強調されました。KSKサイクルを意識し、相手の話をしっかりと受け止めることで、不満や愚痴が改善のエネルギーとなることを実感しました。また、「振り子の原理」にも触れ、バランスを取ることが大切であると理解しました。

反省点としては、まだまだ「カッコつけずにバカになれる」ことが足りないと感じています。もっと素直に学び、成長していきたいと思いました。
今後すぐに実行できることとして、今回の研修内容を朝礼で共有し、課長や後輩社員とのコミュニケーションを深める際には、傾聴を意識していきたいと考えています。

今回の研修でMVLに選ばれたことは非常に嬉しく、次回以降も選ばれるよう、さらに努力を続けていきます。研修の期間がいかに重要であるかを再認識できたため、「研修は人生」という言葉を胸に、人生一回きりだと意識して、学んだことをしっかりとアウトプットしていきます。


最後セミナーを受けての感想を前に出て発表をする場面があり
いつもNLCで話す事が出来ない私でしたがNLCで学んだ
3つの幸せを後輩の前で活かすチャンスだと思い
言葉足らずで短い文章ですが感想を発表する事ができました。

私はNLCを受講していなければきっと前に出ることはやめていました。
トニー先生のセミナーを受けてきて自分に少しずつですが自信がついています。
残りの講義もよろしくお願いします☺️👏


チームの仲をより深められる懇親会にしたいというところからチームで準備してきたのですが、1番自チームが仲良くなれた気がします!!😊
早速、今朝の全体朝礼で発表しましたので内容共有させていただきます。

リーダー研修第3講に参加してきましたので、印象に残ったレジリエンスの定義にある失敗から立ち直る回復する力を共有させていただきます。

失敗から立ち直るために重要なポイントとしてあげられたのが止まるということです。何かを始めようとするとき、最初は意欲があってもうまくいかないことがでてくると落ち込んだりへこんだりとだんだん意欲が下がってきてしまったことないですか?そのまま自分や周りを責めたり、無理にポジティブになろうとしたりと落ち込みが進んでしまうと心がぽきっと折れてしまうので、まず考えるのをやめる、自分で気晴らしする、それでも考えるのが止まらない場合は仲間に頼って相談し、止まれるようにとのことでした。

止まることで自然と立ち直ることができ、その逆境から立ち直ることができた経験から学ぶことができます。落ち込んでるなあと感じたときはみなさんもまず止まるということを意識してみてください。


自己開示力とは・・・過去の未完了(辛い体験等)を完了(向き合い、許す)させる。
注意点:レジリエンス力を理解すること。無知は罪である。使い方を誤ると人を傷つける。
レジリエンスの定義「変化適応力」(しなやかで折れない心)、「回復する力」(立ち直る力)、
「目標達成力」(自他を軌道修正させる力)知っていても使いこなせているかどうか?
これからの時代、メンタルは「強さ」<「しなやかさ」が求められる。

大木のように強くあろうとすると折れたら立ち直れない。竹のようなしなやかさがあれば回復出来る。
落ち込んだときは無理にポジティブになろうとしなくていい。まずは「止める」こと。瘡蓋の止血と同じ。
自分でどうしようもないときは仲間に頼って止めてもらう。
ネガティブな出来事やストレスで落ち込んでいる後輩がいれば、The DIP(落ち込む時期)で順調な証拠だよと声をかけてあげる。

今回の講義も楽しく様々な学びがあった。特にレジリエンスという用語を初めて知ったので、自分自身、後輩、落ち込んでいる仲間がいた時は止める⇒回復する⇒軌道修正を意識して使いこなしたい。
また、講義以外の懇親会企画準備や本番でも非常に良い気づきと自分に自信を持てる結果になっと思う。

企画を通して感じたことは自分はチームの意見を吸い上げ、プランニングするのが得意だと気づけた。
そしてチームの雰囲気、空気を創るにはまずは自分から率先して行動し背中を見せることが大事だと改めて思った。
宿題MVLを今回初めて受賞頂いたが、皆が楽しめるようにチームメンバーで協力し、それを形として評価頂けたのは有難いし光栄な事。チームの皆にも感謝しています。


まとめ

NLC第3講は、自己開示力とレジリエンス力を中心に学び、リーダーシップに必要なスキルを深める重要な時間となりました。
特に、自己開示を通じて他者との信頼関係を築く方法や、逆境に立ち向かいしなやかに対応する力が、これからのビジネスにおいて不可欠であることが強調されました。
次回の第4講では、さらに「巻込み力」を磨き、チーム全体をリードするための新たなステージへと進んでいきます。
これまでの学びを活かし、次なる挑戦に向けてさらなる成長を目指しましょう。

 

 

株式会社トニーカレッジ 三谷原 恒良

レジリエンスのプロしか知りえないリアルな情報を発信

【主な経歴】

日本レジリエンス研究所 講師

サンク・ラスタ株式会社 代表取締役

金光学園高校 探究講師

認定NPO法人日本ミャンマー豊友会 理事

【実績】

中国地域ニュービジネス大賞特別賞 受賞

日本レジリエンス研究所 ビジネスレジリエンストレーナー養成講座 開講

2021ミセスグローバルアース中四国エリア 講師

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プロフィール

三谷原 恒良
■(株)トニーカレッジ代表取締役
■サンク・ラスタ(株)代表取締役
三谷原 恒良
■金光学園高校探究授業講師
■2021ミセスグローバルアース中国BC 講師
■認定NPO法人日本ミャンマー豊友会理事

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レジリエンスインストラクター認定書

レジリエンスインストラクター認定書

 

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